2007 年
6 月
26 日
学校給食の残さ
〜6月議会の私の一般質問より〜
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6月の定例会での私の一般質問のうちの一つ「学校給食の残さについて」をご紹介いたします。
「給食の残さ」って皆様お分かりになりますか。調理段階で発生するいわゆる残菜と調理したものの食べ残しである残飯とをあわせて「残さ」といいます。 国分寺の小学校給食のうちのおよそ4分の1は西元町のストックヤードで3基の発酵式の堆肥化処理機によって処理され、提携農家に運ばれているのですが、残りの4分の3は生ゴミとして清掃センターで焼却処理されています。
戸別収集が今年の1月15日からスタートし、市民に対しては「ゴミの減量と資源化」を進めている中で、「学校給食の残さ」という公共的な教育現場からの生ゴミを大量に燃やしているわけです。 他市の例を挙げますと、小平市では19校ある小学校すべてに残さを処理する機械を設置しています。この機械は国分寺のストックヤードで現在使われているのが醗酵式タイプであるのに対し、乾燥式といわれるもので扱いも簡単で、匂いもほとんどありません。学童農園や学校の花壇で使用されるほか、「乾燥残さの上手な使い方」という簡単な説明書を付け、保護者、近隣農家に配布し、残った物については有料で回収業者に引き取ってもらい、業者はそれを堆肥化して販売しているそうです。 また小金井市は乾燥式が14校、醗酵式が4校で、古くなった醗酵式のものから順次乾燥式に移行していってる段階です。小金井はNPOが管理する肥料化工場を持っているので、そこに処理物を運び込むことで、良質な肥料に加工し、今年度JAの協力で18軒の農家と提携しているそうです。東京都の肥料登録も済ませ、20年度からは販売も視野に入れているようです。
醗酵式であっても乾燥式であっても、出来た処理物がそのまますぐに堆肥や肥料になるわけではなく、手を加えなければなりません。国分寺の醗酵式の処理機はかなり旧式だということもあり、農家に受け入れられてから半年から二年間かけて堆肥化されています。しかも、塩分が多く使いづらいため、現在の受け入れ農家はたった2軒です。このように使う機械や肥料化工場の有無で、処理物の有効利用の可能性が違ってくるわけですが、資源循環を進めるのであれば、処理がしやすく、堆肥の有効利用の幅が広がるような処理機を導入しなければなりません。現在の処理機では受け入れ先が広がらない、つまり、堆肥化しても循環しないということが言えます。 また、子どもたち自身が食べ残した残さだからこそ、こどもたちの目にふれないストックヤードではなく、10校が各学校の中での取組みをするべきだと思います。出来た処理物の受け入れ先に関しては、他市の例のような試み、また、夏休み期間中など給食のない時期には地域の住民に処理機を開放することにより、小学校が生ゴミを介した地域コミュニティーの拠点となる可能性も考えられます。 このような「学校給食の残さ」を資源循環させるしくみを今議会で様々提案しました。ゴミの減量をさらに進めるには、生ゴミの自家処理が必須です。市はこれまでもこの点については補助金を出しながら進めてきましたが、まずは学校という教育現場で環境教育の視点にたった資源循環に早急に着手するよう求めました。
答弁としては、10校全ての小学校の給食残さを堆肥化できるようになるのは、21年に機械の選定など検討、22年に導入というスケジュールになるとのことでした。スケジュールに関してはもっと早くに進むよう今後も働きかけていくつもりです。また、機械の選定、その後の処理物の広がりを考え、環境の部署、教育の部署、都市農業の部署の3者で協議していくという答弁をもらうことができました。動向をしっかりと見ていきます。 写真:西元町のストックヤードの処理機=5月新人議員研修にて
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