先日、市の職員と生活者ネットワークの議員と一緒に西元町のリオンにお邪魔しました。とは言っても工場見学ではありません。以前、私が市民活動として定期的に行っている水量調査をご紹介しましたが、リオンの敷地のちょうど南側に調査のポイントが1つあり、リオンの敷地内から敷地外に流れ出た湧水の量を長年にわたって測っています。敷地の外のフエンス越しに見えるリオンの中はうっそうとした雑木林で昼間でも薄暗く、中の様子をまったくうかがい知ることはできませんでした。ですので、きっとそこにあるであろう湧水口がどんな状態なのかは全く知りませんでした。ところが4月の調査の際、その雑木林がかなりの規模で伐採され、あたりはすっかり明るくなり、リオンの敷地内が丸見えになっていたのです。そして、そこの斜面の下のあたりからじょぼじょぼ水が湧き出ているのです。 (仮)地下水・湧水保全条例の制定を目指すうえでも、このような民間の敷地内の湧水口を把握することは重要です。さっそくリオンにお願いして見せていただくことになり、今回の視察となったのです。リオンの南側の敷地は(財)小林理学研究所の管理だそうで、正式にはリオンではないとか・・・。研究所の方の説明によると30〜40年間まったく雑木林の手入れをしていなかったため、日のあたらない低い位置にある枝が軒並み腐りいつ折れてもおかしくない状況で大変危険だということで、今回の大掛かりな伐採になったそうです。お話を伺いながら斜面を降りて、注目の湧水口のところまでいきました。敷地の外のフェンス越しに見えていた湧水口のさらに北側にもう一箇所あるではありませんか。なんと二箇所の湧水口・・・それも両方ともかなりの水量です。 戦後、水が大量に必要な研究をしていた時期があり、そのときにはこの湧水を活用していたそうですが、現在は特に使用していないそうです。今回の伐採で重機を入れるために大掛かりな斜面の整地も行われたのですが、研究所としてもこの湧水口を大切に保存していく考えが大前提にあるため、水の部分には手を付けていないとのことでした。このように民間の敷地内にある湧水口についてもできるだけ情報提供や調査などの協力をお願いできるよう市における湧水の位置づけを確立しなくてはなりません。市民にそれを周知してもらうためには条例の制定が重要です。本当に快く見せていただき、たいへん楽しい視察となりました。
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